合法的な大麻売買に使うことを目的とした暗号通貨です。
名称 | PotCoin(ポットコイン) |
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承認システム | PoS |
採掘アルゴリズム | Proof-of-Stake-Velocity (PoSV) |
承認間隔 | 40秒 |
マイニング報酬 | PoSにより年利約5%の報酬 |
発掘上限 | 420,000,000 |
半減期 | - |
公開日 | 2014/01/21 |
PotCoin は合法的な大麻売買に使うことを目的とした暗号通貨です。 カナダやアメリカの一部の州では大麻を合法化する動きがあります。しかし、アメリカ連邦政府レベルでは禁止されているため、大麻産業は銀行サービスを使うのが難しく、現金での取引が多い状況です。 PotCoinを利用することで、現金を扱うリスクを減らすことができます。 3人のカナダ人起業家により、2014年1月21日に大麻のスラングでもある420に因んで4:20pmにリリースされました。 他にも大麻売買を目的とした暗号通貨には、DopeCoin(DOPE)、CannanisCoin(CANN)、MarijuanaCoin(MAR)があります。
PotCoin はLitecoinからフォークして作られています。Litecoinよりも、承認時間が早く、半減期が短く、発行量が多いという特徴があります。 Litecoinと同じScriptというアルゴリズムを用いたPoW(Proof of Work)を採用して、承認時間40秒、半減期280,000ブロック、発掘上限420,000,000で動作していました。 しかし、975,000ブロック目(2015/08/22)で承認システムがPoS(Proof of Stake)に切り替えられました。PoSへ移行したため、トランザクションの中継や処理を行うアクティブノードになることで、年間5%程の利息が得られます。 PoSの課題であるコインの溜め込みへの対策として、古いコインの持ち分評価を下げるProof-of-Stake-Velocity (PoSV)というアルゴリズムが使われています。
公式ホームページのロードマップには、技術的な更新や機能追加は示されておらず、今後は医療用大麻購入のための無料配布、マリファナ関連団体と慈善団体への還元など、普及に向けた活動が示されています。
また、2017/06/12に元NBA選手であるデニスロッドマンが北朝鮮に訪れた際のスポンサーとなりました。ニュースでPotCoinのTシャツを着たデニスロッドマンの画像が使われ話題になりました。このとき、PotCoin の価格は約2倍に高騰しました。