分散型ファイルストレージサービス「Storj」のCounterpartyトークンです。現在ETHトークンの「STORJ」に移行が進んでおり、SJCXが上場している取引所はDEXとPoloniex、Zaifのみになっています。
名称 | Storjcoin X (ストージコインX) |
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発行量 | 5億SJCX |
StorjではDropboxなどのクラウドストレージサービスと異なり、ファイルをバラバラにし、暗号化して保管されます。こうすることで他人にデータを盗み見られたり、データを破壊され取り出せなくなったりと言ったことがなくなります。
Storjには2つのアプリケーションがあります。一つはデータをアップロードする「Metadisk」、もう一つは余ったストレージを貸し出して収益を得る「StorjShare」です。
借りるときの価格は月1GBあたり0.015ドル(およそ1.7円)、1GBのダウンロードにつき0.05ドル(およそ5.5円)です。初回12ヶ月は25GBを無料で借りることが出来ます。支払いにはSTORJの他にBTC、クレジットカードを使うことが出来ます。なお、アップロードにはFileZillaを使うことが出来ます。
余ったストレージを貸し出すStorjShareは、誰でも簡単にストレージを貸し出すことができます。低スペックのパソコンでも貸し出せて、Raspberrypiでも可能です。CPU1コアにつき1ノード、1ノードの上限が8TBですのでCPU1コアにつき8TBまで貸し出すことができます。
以前は日本人の有志が積極的に活動しており、ホワイトペーパーの翻訳やホームページの日本語化、Storjについての解説文の作成が行われていましたが、現在更新がされておらず、日本人のコミュニティはほとんど見当たりません。しかし、これらの日本語の資料は大変参考になるので一度目を通してみてはいかがでしょうか。
前述の通り、Storj Labはビットコインの手数料増加や送金の遅延により、2017年の3月にSJCXからETHトークンのSTORJへの移行を発表し、現在移行が進んでいます。移行に伴うクラウドセールでは30万ドルを調達しました。SJCXとSTORJは1:1での交換ができます。これは10月19日までに行う必要があります。
SJCXは分散型ファイルストレージ「Storj」に使われていましたが、STORJへの移行が進んでおり現在SJCXで出来ることはほとんどありません。以前はSJCX払いでストレージを貸りたり、余ったストレージを貸して報酬にSJCXを受け取ったりすることが出来ました。現在これらの支払いにはSTORJが使われています。