Litecoinを基にして作られた暗号通貨です。海外で流行していた「Doge」と呼ばれる柴犬をモチーフにして作られています。非常にコミュニティが活発で、チップや寄付に用いられるなど投機だけでなく利用もされる数少ないコインのうちのひとつです。
名称 | Dogecoin(ドージコイン) |
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承認システム | Proof of Work(PoW) |
採掘アルゴリズム | Scrypt |
承認間隔 | 約1分 |
Difficulty計算 | DigiShieldへとフォーク済み |
マイニング報酬 | 10000DOGE |
プレマイン | 無し |
発掘上限 | 有限→無限大へとフォーク済み(52億) |
半減期 | すべて終了(およそ10万ブロックごとに約一年で実施) |
公開日 | 2013/12/08 |
「Doge」と呼ばれる柴犬のキャラクターをモチーフにLitecoinを基にして作られたネタ的な要素の強い暗号通貨です。暗号通貨界隈で有名な「to the moon」の名言もこのコインから生まれました。
Dogeというのはdogのもじりで、twitterで犬を「イッヌ」と呼ぶのと同じようなものです。柴犬のキャラクター「Doge」をモチーフにと書いたのですが、実はこのDogeには元ネタ、いや元画像があります。それが柴犬の「かぼすちゃん」です。 ふとしたきっかけで海外ユーザーの目に触れたかぼすちゃんの何とも言えない表情がブームとなり、dogeと呼ばれ大流行しました。そして、アルトコインのブームに乗っかりDogecoinが誕生したのです。
ネタ要素も強いこのコインでしたが、コミュニティが活発であったことから勢いが継続。チップとしてのやり取りや2014年のオリンピックでのボブスレーへの寄付などが話題を呼び、「使える」アルトコインとしての地位を確立していきます。
使われる中で様々な要素を改善してきたのも特徴です。ここでもコミュニティが活発であることが活きています。
Dogecoinの雰囲気を知りたければ、公式HPにアクセスするのが最もいい方法だと思います。他の暗号通貨のお洒落でクールなものとは少し違った雰囲気を感じられるでしょう。
2017年9月現在、時価総額はおよそ50位、値段は日本円にしておよそ0.1円とトップ争いからは少し離れた位置にいます。チップとして用いる際にはあまり気にならないと思いますが、投資対象としてはチャートを注意深く見ての取引を求められるでしょう。
値段が上がりにくい原因の一つとなりえるものにLitecoinとのマージマイニングが出来るということがあります。簡単に言えばLitecoinをマイニングしているとDogecoinもついでに手に入るというものであり、こうして手に入ったものは比較的早く売られやすい傾向にあります。
現在の価格はあまり高くはないですが、リリース直後には他の暗号通貨が苦戦した時期だったにも関わらず価格の大きな伸びを見せ「to the moon」という言葉を残しました。今でも暗号通貨の価格が大きく上がった際にはDogecoin以外でも「to the moon」と言われます。
活発なコミュニティと豊富なやりとりに支えられるDogecoin。コミュニティが活発だということはそれだけ魅力があるということです。英語圏にはなりますが、飛び込んでみると暗号通貨の新たな側面が見えるかもしれません。