Litecoinを基にして作られた暗号通貨です。 複数アルゴリズムによるマイニングを採用したり、 難易度調整アルゴリズムに「DigiShield」を用いていることが特徴です。
名称 | Digibyte(デジバイト) |
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承認システム | Proof of Work(PoW) |
採掘アルゴリズム | Scrypt / SHA-256 / Qubit / Skein / Groestl |
承認間隔 | 約30秒(アルゴリズムごとに2.5分) |
Difficulty計算式 | DigiShield |
基本マイニング報酬 | 8,000 DGB |
プレマイン | 0.5 %(開発 or 譲渡に使用済み) |
発掘上限 | 210億 DGB |
半減期など | 10,080 ブロックごとに0.5 %報酬が減少 |
公開日 | 2014/01/10 |
Bitcoinの欠点を改善し、手数料を抑えてネットワーク上で高速に取引を行うことを目的に作られた暗号通貨です。 複数アルゴリズムによるマイニングを採用したり、難易度調整アルゴリズムに「DigiShield」を用いていることが特徴です。 また、意欲的に改良や展開が行われています。
Bitcoinからの変更の中でも、マイニングの難易度調整アルゴリズムである「Digishield」は後に作られた暗号通貨でも採用される有名なものです。 難易度が上がると採算が取れなくなるためにマイナーが他の暗号通貨への採掘へと移り、高くなった難易度と少なくなったマイナーによって 取引の遅延が起こることになります。「Digishield」では直前のブロックにおけるハッシュレートをもとに難易度を調整し、難易度が上昇しにくく低下しやすい特性によって 先に述べたような取引の遅延を最小限にとどめることが可能となります。
また、5つの採掘アルゴリズムを用いていることも特徴です。それぞれの計算は別個に行われていますが、ブロックチェーンは一本です。 各アルゴリズムで2.5分ごとにブロックを生成するため、通貨単位でみると30秒に一度ブロックが生成されることとなります。 これはブロックの生成が10分間隔のBitcoinに比べて非常に早く、目的の一つである高速取引に対応したものとなっています。
Segwitがアクティベートされた暗号通貨のひとつでもあります。
2017年9月現在、時価総額はおよそ50位、値段は日本円にしておよそ1.5円とトップ争いからは少し離れた位置にいます。 発行量が多いため、一枚当たりの値段は低くなっています。
2017年の5月にはそれまで0.1円ほどで取引されていたDigibyteが注目され、様々なニュースの中でゲーム「マインクラフト」と提携するかもしれない という噂がたちました。6月10日の発表でその情報が出るかもしれないとされ、その近辺では最高値の0.06$(ドル)という値段を付けています。 しかし、実際にはゲーム内でマイニングできるように手を加えられた「マインクラフト」のサーバーが公開されただけで、 12日に値段がは0.03$前後へと最盛期の半分まで下がってしまいました。
6月10日前には日本語でもさまざまなブログやtwitterなどで「提携かも!?」との情報が流れる一方で、その後についての記事などでフォローしたものは少なかったです。 直前に最高値で飛びついてしまった方は50%近くの損を出してしまった可能性もあるので、投資する際の教訓とすべき事案かもしれません。
スタートから3年以上経ってそのような事件が起きたのは、ある意味で未だ開発が続いていることの証でもあります。 2017年の4月29日には公式twitterでSegWitのアクティベートも発表されています。
DigiShieldをはじめ、開発陣の技術力が光るDigibyte。新たなニュースが楽しみな通貨です。